Archive for the ‘リノベーション’ Category
フローリングについて
前回では畳のお話をさせていただきましたが、今回はリビングや洋室などの床によくつかわれるフローリングについてです。
木質の板ですが、表面は保護のためワックスなどを塗ったものが使われています。フローリングは合板フローリングといって複数の板を接着剤で貼り合わせた合板の上に薄板を貼り付けたもので、色や柄、厚みなど種類は多くあります。
コストは色々ですが、温度や湿度の変化には強く耐久性・きずが付きにくいという特長もあるのですが、きずなどが付くと、補修がむずかしい事もあります。踏んだ時の足の感覚が若干かたくかんじます。一方よく聞かれると思いますが、無垢のフローリングは、天然木の木を1枚の板に加工したもので、合板フローリングにくらべると、価格が高いですが、自然の風合いや肌さわりは気持ちよく、アトピ-の方やアレルギ-の方には心配が少ない素材です。水などをこぼした時は早目にふきとらないと、シミや変色の原因になりやすく、メンテナンスが大変ですが、自然素材でできたワックスをこまめにぬる事で、汚れや傷が軽減されると思います
ワックス掛けの時は素材にもよりますので、施工店に相談される事をお勧めします。無垢の床は長年使うことで、自然の風合いを楽しむ事が出来ます。
私のお客様は、小さいお子さんがおられるので、ご自分でネットで検索をして
注文され、使用する㎡数をお伝えして、購入されました。いまでも大変気持ちよくつかわれておられます。合板フローリングも水分をきらいます。お手入れは、掃除機や乾いた雑巾でホコリや汚れを取る事をお勧めします。そして時にはワックス掛けをする事できずや汚れを守りましょう。しかしご家庭でのワックス掛けは、思いのほか大変です。家具の移動や乾燥までの時間がかかります
私は年に一度、専門のお掃除屋さんにお願いしていますが、住まいをながく大事に使っていこうとおもえば、メンテナンスも大切ですね。
マンションの床リノベーション時はマンション管理規約がありまして、遮音に関してLL-45・LL-40の遮音等級基準を満たしたフローリング材の使用が義務付けられています。基材の下にゴム・ウレタン等のクッション材を貼り付けたもので遮音フローリングといわれます。種類が多くないのですが、中古マンションリノベーションの時は色々な規約がありますので、事前に確認が必要です。住まいは安全・安心と楽しく住まうが大切です。住む人の暮らしを、これからもデザインしていきたいとおもいます。
畳(いぐさ)に魅せられて
暑い夏が過ぎ去り9月に入ると少しは涼しくなるのでしょうか
7月・8月は猛暑日が続き熱中症で体調を悪くされた方もたくさんいらっしゃいました。そんな暑い毎日 少しでも涼しく過ごすための、色々な工夫をされていたのでしょう。最近少なくなってきました畳の部屋(いぐさ)の香り・足さわり・肌さわり・の感触に懐かしさを思うのはわたしだけでしょうか
中古マンションリノベーションの時、あえて洋室を畳の部屋にされました。
一室を和室にして畳の部屋にされたお客様がいました。
新しい畳が敷かれた時、畳(いぐさ)の香りが部屋中にひろがり、何とも言えない心地良さを感じました。
畳は世界に類のない日本でつかわれる床材です。(いぐさ)を編み込んで出来た敷物で、畳縁とよばれる帯状の布を縫い付けるものと、縁の無い畳があります。たて・よこ 2対1の長方形一畳サイズと、これを半分にした正方形の半畳サイズの2種類があります。部屋寸法に合わせて生産されますが、
京間・中京間・江戸間・団地間の4種類があるようです
現代の畳に近くなったのは、平安時代からときいています。その当時は階級により大きさや縁の色が定められていたようです。
最近ではフローリングの上にラグマットとして敷かれるものが出ています
日本人はやはり畳が好きですね。(いぐさ)は汗などの湿気をとってくれて、いつも快適です。
又スポンジのような繊維が足に優しく保温性も抜群です。
マンションなどは気密性が高い為、カビ・ダニ・の発生も心配ですが、ダニ発生の条件は高温・多湿の環境下において餌になる(カビ・フケ・ホコリ)がダニ発生原因になります。畳目に掃除機をかけて、固く絞った雑巾で拭き、天気の良い日は窓を空けて、しっかり風を通して、換気を心掛けることで優しくすがすがしいかおりを保つ事が出来るとおもいます。決して畳の上にカーペットは敷かないで下さいね。
キッチンからはじまる空間づくり
マンションリノベーションの中でも機能とデザインを考慮したキッチンプランニングはこれからの住まい心地を見直すチャンスでもあり、家族がどんな暮らしを楽しみたいか、人生プランに向き合ってほしいスペースでもあります。
リビングとつながるキッチン・LDKの中のオープンキッチン、アイランド型のキッチンは広めのスペースが必要になってきますが、キッチンに立つ人、奥様であったり、ご主人、子供達、友人達が自然に集うなごみの中で会話がはずみ、造り手、手伝い、みんなが一緒にキッチンに立ち、それぞれの役割で動く、そのようなキッチンが出来ると嬉しいですね。オープンキッチンにしてから、ご主人が友人を招いて自らキッチンに立ち、料理を作るようになったという、お話も聞きます。古いマンションのなかには、壁で仕切られた孤立したキッチンもあります。せめて壁だけでも撤去したいですね。
マンションリノベーションでキッチンや水周りの工事をする時、重要になるのが水周りの配管、パイプシャフトの位置です。図面を見るとPSと書いた四角い部分です。マンションによっては2カ所ある所もあります。このPS の位置は動かせないので、水周りのリノベーションの時確認が必要です
最近のキッチンは細かい機能が満載です。腰の負担を軽減する高さ、キッチン周りの小物類をスッキリかたずけられる収納、汚れが取れやすい仕様、機能付き水栓やシンクの大きさ、深さなど使い手を満足させてくれるスペースです
食事をするだけではなく子供達が作業をしたり色々な用途に使えるスペースを兼ね備えるとまた楽しいキッチンにもなります
広いスペースがとれないときは、壁付けキッチンにして、リビング側からもキッチン側からも使える収納(食器や小物)しやすい奥行きで、カウンターを設置しても対面型レイアウトになります
キッチンを取り囲むスタイルで楽しい会話もはずむ空間は、きっと暮らしも変わってくると思います、
オ-ダ-メイドリノベーションは建築士と一緒に・
以前にもお話したと思いますが、中古マンション(既存マンション)を購入されてリノベーションに入る時、住む側としては全くイメージが浮かばないでしょう。しかし自分が思い浮かべているインテリア・購入したいソファ・どんな風に座りたいかを考えていくと求めている空間が想像出来て来ると思います。
どんな空間があったら居心地が良いか、リノベーションは既存の躯体を活かしながら自由設計で生まれ変わる空間の実現です。どう暮らしたいか、不便に感じている事を建築士に相談しましょう。既存の建物から色々な可能性とデザインを引出し、全体のバランスを取りつつ住まう方の想いをゼロから提案してくれます。たとえば北欧のテーブル・ソファ・収納棚・などの家具と空間の素材を統一していくと古き時代のモノクロを思わせる落ち着いた生活の場が
出来上がります。素材や材料の提案もしてもらいましょう。キッチンはリビングの中に。そして、ダイニングテーブルは置かず、代わりにカウンタ-と一体になったスタイルはいかがでしょう。又古いマンションのアルミサッシがチ-プなシルバ-色で、なんとなく全体のイメージと合わない時、アルミサッシの開口部(部屋側)にペアガラスを入れた木枠のインナ-サッシを取付け、同系色で周りの空間も合わせるのも統一感が出て、木の風合いの部屋に変わります。
あまり広くないワンルームマンション。水周り・玄関以外で約27㎡ぐらいの縦長ルームを光が入る引き戸で仕切りリビング・プライベートルーム・寝室と3つのゾーニングにする事で一つずつの空間がうまれ。又引き戸を開放する事でひとつの空間と奥行きがうまれます。それぞれに明るめの材質を使い、寝室は落ち着いた空間にして。、ワンルームで3部屋の楽しみ方ができるのも嬉しいですよね。又間取りはあまり変えないで床の色・壁・天井・を色のバランスを考えながら、仕上げていく事も、空間の質は大きく変わるでしょう。いずれにしても何かを見つけ出す為建築士と一緒に考えると、自分のイメージに近ずけるのではないでしょうか。リノベーションによって色々の生活空間が完成します。ご招待を受けて、お邪魔してみますと、素晴らしい空間の中で工夫された新たなスペースには私も感動する事があります。住まいながらスバラシイアイデアを取り入れて見違えるようなお部屋になっています。嬉しい事です。
もっと満足していただけるリノベーションを目指して参ります。2014年本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
全体のバランスを考えたマンションライフ
今現在お住まいのマンションの洗面台、フローリング、壁のクロスその他使い勝手が悪く汚れもめだつようになってきたので、新しく取り替えたり壁のクロスを貼り替えたりとお考えの場合はリフォーム工事店にお願いすることで新しくきれいな空間が仕上がると思います。
しかし中古マンションを購入してリノベーションする。
住みなれたマンションが家族構成の変化に伴って設計変更を考えたい、住みなれた現在のマンションを質感や趣味の中で暮らしていきたい、そんなおもいを持たれている方達がたくさんおられると思います。中古住宅を環境の変化から簡単にスクラップ&ビルドを繰り返すのではなく、これからは「リノベーション」によって出来る価値をみいだしていけると良いですね。そこで、何も分からない依頼者のかたに、リノベーションをお考えの時は是非一度建築家(設計士)に相談する事をおすすめします。
普段の暮らし方・どんな空間が欲しいのか・家族構成・不便に感じている事・これからの暮らしがどのように変わっていくのか・住まう方の個性と快適空間を手に入れる準備として、提案型の住まう要望を満たしてくれる建築家とのコミ二ュケーションは相談役として必要でしょう。色々な要望に対してプランを提案致します。その中でご自分の予算やどう暮らしたいかを絞り調整していけばよいのです。まずは、あなたの想いを真剣に向き合い、リノベーションを完成していく事が一番大切だとおもいます。それには長年の経験といかにたくさんのすぐれたリノベーションの施工例を持っているかなのです。
遊びこころを盛り込んだ提案や使い勝手、色の組み合わせ、材質などを気軽に相談出来るプロと一緒に完成していきましょう。今の暮らしから友人を招いてのパ-ティが出来るLDK への変身、玄関を広くして収納を増やす、キッチンからのながめが広く感じるようにしたり、キッチンから洗面所(洗濯機置場)そしてバスル-ムへと無駄な動きを極力少なくしてする、キッチンをリビングと一体として考えオープンキッチンに、テーブルはおかず広めのカウンターをテ-ブルスタイルにしてスペースを有効に活用します
プロの相談者がいることで色々なアイデアを引き出してくれるでしょう。
予算の上限と工期の期限は重要な事です。
建築家とのやり取りで住みたい暮らし方、夢がどんどん膨らんでくると思います
快適住まいをリノベーションをで手に入れましょう
壁紙を自分で貼り替えてみませんか
マンションリノベーションをする喜び・感動・の情報をお話して参りました。今回読者の方から私もリノべ―ションしてみたくなりましたとの、お声を頂きました。とても嬉しくお役に立てる日が来ればと思います。又長年住んでいる古くなったマンション、あきらめ半分だったけど、住む側の想いの中で生活出来る喜びを是非実現するべく、計画と積立を始めました。とのお電話も頂きました。自分好みの自由設計・素材選び状況判断 魅力いっぱいの中古マンションのリノベーションはきっと暮らしを豊にしてくれると思います。
所で今現在マンションに長年お住まいの方達、今回は少し違う目線で小さなリホームをしてみませんか。お部屋の中を見回してみて下さい。ほぼ、お部屋を占めている白一面の壁紙ではないですか。それも汚れが目立ったり、穴があいてたり、もう見あきた状況ではないですか。部屋の壁紙を全て張り替えが出来たら、また違った空間になりますね。専門家にお願いするのが一番ベストでしょうが、家の中のかたずけやら、あれこれ考えていると、あきらめ状態になりますね。
部屋の掃除をしてみても、どうしても取れない壁の汚れやくすみ。お部屋全部を考えると、とても大変ですが、発想を変えてみましょう。貼りやすい所一面だけ貼ってみましょう。これだけでも雰囲気が一新します。
壁紙は種類がたくさんあります。良くご存じなのが国産の壁紙メーカーさんが扱っている壁紙です。巾が92㎝位でしょうか、巾が広いと素人には少し貼る時、難しいかもしれませんね。他に柄や色に凝っている輸入ものがありますが、こちらは巾が50㎝程度のものがあります。長さは大体10m。50㎝巾の壁紙を縦に一本アクセントとして貼るだけでも、素敵な壁になります。横目に貼っても、自由な発想でお部屋の雰囲気が変わります。輸入壁紙専門店もあり、色・柄とても抱負に揃っています。貼るのが少し大変だと思われたら、フイルムを剥がして貼る「生のり付き壁紙」壁紙の裏にのりがついているので面倒な糊付けが必要無いので簡単にはれる事が出来ます
子供部屋もかわいいキャラクター壁紙をアクセントに貼ってあげると、子供達のテンションも上がるのでは。道具も必要になってきますが、NETで検索してみますと、初心者用セット(壁紙を貼る道具)と言うのが出ています。天井から床まで貼るのが大変そうと思ったら床から何㎝と決めて貼るのも、変化があって良いかも。リビングにチャレンジする前に、トイレの壁一面だけ張り替えて見るのも、前練習で安心です。これから涼しくなる秋に向けて、壁紙貼りにチャレンジしてみて下さい。
縦しま・横しま・花柄・葉柄・楽しくなる様な色とりどりの壁紙で遊び心を体験してみて下さい
住まいは住む人の想いで住み心地の良い空間に変わっていきます
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個性的なYOU MAKEマンション自分想いのマンションリノベーション
今回は自由設計&インテリアにこだわった一例をご紹介いたします。まずお客様からの
ご要望は ①リビングダイニングを広く、収納やプロジェクタ-の位置、テレビの位置のレイアウト ②ウオーキングクローゼット ③キッチンを対面式に ④バスルームを出来るだけ広く ⑤洗面所を広く脱衣場に収納が欲しい
約1カ月お客様との打合せ、ショ‐ルームに行ってシステムキッチン・バス・等々決めていきました。大体システムキッチンやバスは発注から約2週間から3週間かかると思って下さい。水周りの商品は工事着工前早目に決める事も大切です。
工事開始からスムーズに流れていけば、大体の目安で約1カ月で工事の完成に持っていきたいです。工事前に済ませる事として、施工業者は、近隣の方へのご挨拶、管理会社への工事申請。これらの事を全てクリアして工事に入ります。
既存の和室・押入れ・小さなクローゼット・物入れ・壁・床・一部の天井を取り払いスケルトン状態にします。水周りは排水・給水・給湯の新設・電気配線工事など、キッチンは対面式にする為ダクトを通すスペースとして天井を少し下げる事にしました。
天井が下がる事で違和感があるのではと、心配しましたが、クロスの色使いや照明を天井埋め込みのダウンライトにした事で、おしゃれなキッチン空間になりました
キッチンの移設に伴って、念願の洗面所を広く取れてW=900の洗面台を設置出来・脱衣場も広くなり。バスルームは足を延ばせる広さのバスルームになりました
システムキッチンのリビング側に軽い食事が出来る様にカウンターを造作しました。
床は白を基調にした幅広のフローリングで白い床が部屋を明るくしています
キッチンには皆が集まりリビング全体を見渡す事が出来るのは何故か妙に落ち着くと言われます。クロスを今回は色々遊んでみました。思い切って白以外の色をアクセントに使用してみましょう。同系色の無地と柄入りを左右対称に貼分けると楽しいです。リノベーションは予算を掛ける所掛けなくても良い所を私達が提案していきます 各お部屋の扉も面材の貼り替えでユメ―ジ一新になります。忘れがちなスイッチなどのカバー安価ですから、全部取り換えた方が良いですね。今回のリノベーションは無駄な物は撤去して新たに必要な機能を多方面に取り入れました。施主様と一緒に創り上げてきて、毎日が快適で間取りには満足しています。と言うお言葉を頂くと、とてもうれしいです打合せをしている時、お施主様のマンションへの想いをお聞きしている時、私は一番好きなひと時です。夢を実現していく一歩ですから。
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